STORIES #2

99%の人生を100%にしてくれた。
それが、わたしにとっての我が家。

K さま邸 / 岡崎市

喜びと感動は、
目覚めるたびに。

結婚してからずっと言い続けていたことが「家を建てたい」だったと振りかえる奥様。 アパートを経て、ご主人のご実家に暮らし始めてもなお、自分の家という実感はなかったとか。
「そこは主人の両親が建てた家ですからね」。念願かなって家を建て直すことが決まった時、ご主人はそのプラン作りを奥様に一任。その理由は、レストランのオーナーシェフだからこそ。同じ職人として、家づくりのことは職人を信頼して任せる、というスタンスでした。
打ち合わせのたびに奥様が口にしたのは「白」。「とにかく猟奇的なくらいの白で」と言い続けました。何色にも変われる白であればこそ、自分たちの色に染められる。そんな思いだったそうです。「建築中、ソファを探しに行った時にショップのスタッフに図面を見せたら、リビングの入り口を見て『ここ素敵ですね!』って言うんです。『完成したら見せてください』って。わたしは図面だけではわからないけどワクワクしました」。そして完成した家。
「ショップの人が素敵と言ってくれた、このリビングの入り口、わたしも一番のお気に入りです。朝の光が差し込むこの場所は、今でも目覚めるたびに、毎日素敵だなって嬉しくなるんです」。

何もしない。
くつろぐための家。

ご主人にとって家は、くつろぐための場所であり、仕事へのインスピレーションを与えてくれる場所。特に1階にしつらえた「DOMA」には、大好きな自転車やサーフボードなど、無心になって好きなものに触れていられる空間に。「メンテナンスしながら『次はこのパーツを替えて見ようか、なんて考えたり、ソファに座って考えごとをする時間が好きですね』とご主人。「家を建てる前は、庭いじりとかガーデニングが特に好きだったわけじゃないんです」と言う奥様。今では、このDOMAでプランターの植え替えをしたり、どうしても欲しかったラタンチェアに深く座って、庭のオリーブの成長を眺めるひとときを楽しんでいます。「本当は庭に置きたくて買ったラタンチェアだから外に出したいんだけど、風雨に当てる勇気がまだなくて」と、愛おしそうな眼差しをチェアに向けていました。

わたしたちの暮らしを
100%にしてくれたもの。

「主人は独立して自分の店を持ち、わたしもソムリエとして仕事に打ち込んでいました。ただ、何かが欠けているという思いが常にあって。本当の意味での自分の居場所がないような感じというか」と奥様。それがなぜかは分かっていなかったけれど、家が完成したことで、すべて満たされたという実感があるのだとか。すでに家が完成した今でも、友紀建築工房のHPやインスタグラムなどで、他のお宅のインテリアなどをご覧になっていますが「どのお宅も、本当に素敵。でも、やっぱりわたしたちにとっては、うちがいちばん素敵なんですよね。どんな家で、どんなふうに暮らしたいか時間をかけて打ち合わせして作ってもらったから当然なんですけどね」

FEEL