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見晴らしの良い住宅地に建つ、静かで品格のある佇まい。

2区画の土地をまたいで構成された邸宅は、内にも外にも開放感とプライベート感を備えた、豊かな住まいとなりました。

2階に配したLDKからの視界はとても開放的です。

キッチンに立つと、正面の窓から街の向こうまで視線が抜け、囲の建物よりも高さがあることで、まるで丘の上に立っているかのような心地よさを感じます。

右手にはバルコニーが広がり、外に設置されたテーブルとチェアがもう一つのリビングのように機能し、日常に自然なかたちで“外の心地よさ”を取り込んでくれます。

空間を構成するのは、オーダーメイドの造作家具たち。

お気に入りのインテリアに囲まれながら、

「どこを見て、何を感じるか」

を大切に考えた設計になっています。

視線の抜けや動線、素材と色のバランスが心地よく日々の暮らしに寄り添ってくれます。

キッチンの天板には、黒の人造石を採用。

高密度な質感が空間に落ち着きと重厚感をもたらし、セラミック天板のダイニングテーブルとも美しく調和しています。

「ここでワインを飲むのが楽しみ」

とおっしゃっていた施主様。

日常の一部に、豊かで贅沢な時間が自然に溶け込んでいます。

リビングに設けたテレビの壁は、天井まで届かせず、その奥にはスタディスペースとワインセラーを内包した“黒の箱”を構成。

開放感を保ちながらも、集中できる場所を確保しています。

家族のライフスタイルに自然に馴染む場所になっています。

1階には寝室や子ども室、そして坪庭を望む造作の浴室を計画しました。

タイル張りで仕上げたお風呂は、お忙しいご夫妻にとって一日の疲れを癒すための特別な空間。

造作ならではの視線計画と素材感により、しっかりと休息をとり、リラックスして過ごすことができる場所となりました。

建物同士を通路でつなぎ、ドッグランを設けた完全プライベートな屋外空間。

ご家族と愛犬が、心地よく自由に過ごせる“もうひとつの庭”として、暮らしに自然と溶け込む場所になっています。

住宅地でありながら、しっかりとプライベートが確保された贅沢な構成です。

この邸宅は、 ご家族にとっての“上質な日常”。

2階LDKからの景色、素材の質感、視線の流れ、オーダーメイドの造作家具やインテリアとの調和。

そしてそれらの中で、自分らしく過ごせること。

autumn morning(オータムモーニング)

やわらかな朝の光に包まれたような、落ち着いた豊かさをもつ邸宅。

日々の暮らしが、心から心地よいと思えること。

そのための空間を、一つひとつ丁寧につくり上げました。

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