名古屋市南区の家
「コンセプトハウスを見て、ここで建てたいと思ったんです」
弊社モデルハウス(コンセプトハウス)をご覧いただいて、そう語ってくださったご夫妻との出会いから、この邸宅は始まりました。
幼少期からバレエに親しんでこられた御夫婦のための趣味室。

生活感を美しく隠す、整えられたキッチン収納。

そして、2階通路から吹き抜けを介してリビングを見下ろす構成など、

ご夫妻が気に入られた「コンセプトハウスの空気感」を暮らしに沿って丁寧に再解釈した住まいです。
外観とフォルムの美意識

ファサードはシンプルでありながら、2階部分までスクエアに構成された立体感が印象的です。
一見すると開口の少ないミニマルな印象ですが、実際には吹き抜けやバルコニーを含んだ豊かな構成。
例えば、通常は腰の高さのバルコニーも、この家では建物全体の高さとラインを揃え、スクエアに見せる外壁デザインに一体化。

ファサード全体が彫刻的に感じられます。
ご夫妻と設計のストーリー
初めてのご来場は、実は3年ほど前のこと。
それから2年後に、再び見学会にお越しくださり、
「実はずっと御社で建てたいと思っていました」
そう仰ってくださいました。
趣味室には、バレエのレッスンができる床や鏡、バーを設置。

デザイン面だけでなく、本格的な仕様で仕上げました。
「隠す」ことで美しく魅せるキッチン

キッチンの背面収納は4m超。
端正に整えられた造作家具の中には、冷蔵庫や炊飯器、レンジまですべてが収納され、
一見すると、しまい込むのは使い勝手が悪いようにも思えますが、
この御夫婦にとって「見えない」ことが快適で、小さなストレスをそっと取り除いてくれる設計が、暮らしやすさにつながっています。
面材にはしっかりと木目が現れる「オーク材」を採用。

キッチンカラーは深みのあるダークグリーンの塗装で、ご夫妻がじっくり選び抜いたものです。
ステンレスの天板も、あえてシンプルに。

ストーン系ではなく無機質な表情が、空間全体のかっこよさに寄り添います。
フェミニンな余白とコントラスト


ダイニングには、ご夫妻が愛用中のテーブルと椅子が入る予定。
今回の見学会では、雰囲気に合わせたスタイリングを施し、フェミニンな要素をプラスしました。
生活感を隠し、迎え入れる玄関

玄関は、一見すると広く見えますが、実は奥の収納スペースに全てを収める工夫がされています。
靴や帽子はすべて奥へ。
お客様を迎える空間には、余分なものが一切ない。
この見せない設計が、暮らしの美しさを支えています。
洗面台とクローゼット

洗面スペースは、白い四角のタイルに赤みがかったブラウンの目地を組み合わせ、

スタンダードな素材ながら意図あるデザインに。
その隣に続くクローゼットは、グレーがかったピンクの塗装と壁紙を用い、
「色を楽しむ」空間へと仕上げられました。

クローゼットとは思えないほど、空間としての美意識が感じられます。
コンセプトハウスを、自分たちらしく

2階の通路からリビングを見下ろす視点。
テラスへの動線。
天井に現れる柱と梁の力強いライン。

これらはすべて、ご夫妻が気に入ってくださった「コンセプトハウスの空気感」を継承するための工夫です。
最後に

「何度もありがとうございます」
「本当に感謝しています」
お引渡し後、ご夫妻からそう何度もお言葉をいただきました。
それはこの住まいが、単なる「注文住宅」ではなく、
ご夫妻にとっての「ずっと思い描いていた暮らし」そのものになれたという証なのかもしれません。
こちらこそ本当にありがとうございました。

clair
——澄んだ空気感と、自分たちらしい表現。
この邸宅には、静かで力強い“想い”が込められています。
